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「一級×お泊り×ショータイム」

 

仮面ライダーウィザードを子供と一緒に見て喜んでいるのは僕だけだろうか。

変身姿や技の格好良さは 僕の幼少期に比べれば 違いは歴然。

きみ達は 「俺がお前の最後の希望だ さあ ショータイムだ」

というフレーズを真似して連呼。

何も知らない人が このフレーズを聞くと少し驚くようだ。

自慢げに真似をする きみ達が 僕は大好きだ。

 

年長さんになったきみは おばあちゃんの家にひとりで4泊5日のお泊りができた。

不安になって 早期帰宅コースになるかと思っていたのは 無駄な心配だったようだね。

もうひとりのきみは お兄ちゃんの喋る言葉を真似して 楽しげに遊んでいる。

きみ達の成長する姿に僕は驚くばかりだ。 

そんな僕だって少しくらいは成長している。


平成25年3月15日 僕は国家認定の「一級印章彫刻技能士(木口彫刻)」になった。

はんこ屋さんにそんな資格があったのかと聞かれることが度々ある。

2行ゴム版下の揮毫 と 6分丸(18㎜)の2重役職印を 5時間以内で彫刻するといった資格である。 

この資格は僕にとって 意味深いものの 一つである。

 

04081308.jpg 

 (↑↑僕の奥さんの書いた3コマ?マンガ)

 


僕がきみと同じくらいの頃、

父が自慢げに「一級になったぞ」といったことを思い出すなぁ。

「それってすごいの」と聞く僕に 母が「すごいのよ」とにっこり笑う。

僕は 父の誇らしげな顔を ずっと見上げていたような気がする。

そんな父が僕にとって自慢の父だった。

父と一緒に仕事をすることを約束した僕に

「まずは一級をとることがスタートだ」と言った父。
 
この資格を取ることは 何よりも大切な一歩だと思って 僕は印章彫刻をしてきた。

きみ達と一緒に仕事が出来る未来があるのならば・・

「まずは一級を取ること」を僕もアドバイスする。

印章の手彫りを理解し、印章職人になる道標だから・・。

「きみ達が俺の最後の希望だ」になるまで

僕はこの資格に甘んじることなく 印章手彫りを追求していく。

その姿をきみ達が見ていてくれること期待して・・・

「さあショータイムだ!」

 


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