SSブログ

社会科の授業・工房見学「印章の歴史や手彫り印章づくりについて」愛知県教育大学付属岡崎小学校 [はんこ職人が教える]





「手彫り印章ってなあに??」




P_20221027_120417_1.jpg



こんにちは!ボクつま。です(^0^)





去る10月 愛知県教育大付属岡崎小学校にお招きを受けて




神尾印房のボク。が社会科の授業で出張講師に行って参りました。



IMG_2171.JPG



はんこの歴史から手彫り印章作りのはなし・・・




事前の授業で伝統工芸やはんこの話を深めてきていた子どもたちなので質問もたくさん。




みんなどきどきわくわくではんこの話を聞いてくれました。





その数日後には社会科の見学として




神尾印房へ子どもたちがご来店。




小さなお店になんと5班に分けてタクシーで時差来店してちびっ子はんこ調査隊が来店

P_20221027_104026_2.jpg



次から次に繰り出される質問の数々・・・




「はんこは全部で何個ありますか」



「なんではんこ屋さんになったんですか」



「おすすめのはんこは?」



「手彫り印章作りは大変なのになぜできるんですか??」



「わ~~~これ何?何??」


P_20221027_102751_1.jpg


時差で取材されるので中には同じ質問もチラホラ



めげずに答えるボク。とボクつま。



(^0^)


はんこ調査隊の無限のパワーに圧倒されっぱなし



P_20221027_120417_1.jpg



ボク。「じゃあ特別にはんこの仕上げるところを見せます」



はんこ調査隊の面々




「やったーーーー!!!早く早く!!」




「わ~~最高についてるなア!!ボクたちは!!」


^0^



「私、見えない!!」




「00ちゃん、こっちなら見えるよ、おいで!!」



(友情だなあ、うんうん)




かつて、はんこを手仕上げするところを見せて




ここまで盛り上がったことがあったか・・・


(いや、ない・・・)





ホリホリ・・・





ボク。「じゃあ、これを朱肉で捺してみようか?」




「やった=====!!!!!」




しかし、何人か捺している間に



次の班のタクシーが到着・・・




「やだーっまだ捺してないのに!!」




「やめてー帰りたくない」



「次の班、くるな===」




はんこってこんな人気なの???




実は、はんこは面白いのです。





はんこ自体も




朱肉も




それにまつわるケースでさえ




独特の日本文化




はんこ調査隊の興味はつきません。





とっても楽しそうに興味深そうにはんこについて調査してくれた子どもたち





日本にはこんな文化があり




それをはぐくみ守るひとがいて




それを使うひとがいます。




自分だけの名前を丁寧に彫り




美しい朱色で捺す




当店のお客様からいただいた多くの言葉にこんなものがあります




「もっと、このはんこを捺したいんですよね。時々なんてもったいなくて・・・」




子ども達の素直な感性がはんこの良さを



再認識させてくれました。



はんこ調査隊のみんな「ありがとうございました!!!」




こちらこそ。






BY ボクつま。







P_20221027_100759_2_1.jpg























nice!(0)  コメント(0) 

2022はんこ屋さんの全国大会<東海・愛知>印章展~はんこの美~in常滑イオンモールで印章彫刻実演をしました(^^)



こんにちは!ボクつま。です(^0^)



コロナ禍のなか、準備から開催が心配されていました



公益社団法人全日本印章業協会第43回全国大会<東海・愛知>



2022年10月15・16・17日に今回は東海地方(愛知県・三重県・岐阜県)で久しぶりに開催



神尾印房は所属の愛知県印章協同組合の実行委員会に入り本番を迎えました。



はんこの全国大会と言っても一般の方には??の大会ですね。



全国のはんこ屋さん、その関係者さま、をお招きしてもてなす側としての内向け式典行事が1日目。



2日目には一般の方を対象に印章展~はんこの美~が常滑イオンモールにて開催し


一般の方々へ印章の美しさ、良さ、楽しさを伝えました。



はんこについての展示や印章彫刻実演、優秀技能作品の展示、篆刻無料体験等を行いました。



神尾印房では印章彫刻実演のご依頼があり僭越ながら披露させていただきました。




IMG_2214.JPG



入口すぐの場所におりますのがボク。



P_20221016_160246.jpg



東海地方のお仲間と一緒に実演披露。



人前で互いの技能を披露しあうのはなんだかうれしいことです^^



P_20221016_155047.jpg


ボク。のとなりに謎の寸胴ゆるキャラの後ろ姿 発見・・・



P_20221016_155015.jpg


手には印刀(印章を彫る彫刻刀)・・・。



P_20221016_155028.jpg



なんと!はんこのゆるキャラ 印太郎でした^^



この寸胴っぷりが素敵^0^





会場にはハンコ屋さんが全国から駆け付けてこられ、私、ボクつま。と下の子は



ボク。の実演の搬入、搬出お手伝いに参りました。



P_20221016_155430.jpg


はんこについての展示



P_20221016_155615.jpg


落款彫刻無料体験の印影がずら~~と。




ここで1日目の記念式典の際の様子を・・・



全国大会懇親会.JPG


コロナ制限がない今だからこそできた大会




こんな企画もありました。




記念講演「戦没者遺品のハンコが遺族に返還、感動の実話」報道写真家 浜田氏




 先の太平洋戦争では多大な人命が失われ



本土攻撃を受けた沖縄県の方々の惨事も忘れられない辛い記憶として思い起こされます。



今も現地に眠っている戦没者の方々の遺骨や遺品を探し、遺族にお返しする活動をされている



報道写真家 浜田夫妻を講師にお招きし



その真摯な活動の一端と、以下のようなお話を伺いました。




活動の中で身元判明に有力な故人のお名前のついた持ち物とは、




万年筆、水筒、弁当箱類・・・



はんこ遺品1.JPG




そして印章であること



はんこ遺品2.JPG


<様々な戦前、戦時中のはんこたち>



名前がわかれば、遺族のもとへ 帰ることができる。



その中で北海道の方の事例で研究者の方にお聞きしても



この名字はないよーというお話になったのを



あきらめきれず、全日本印章業協会にお問い合わせをいただいて



はんこ屋組合の繋がりにより遺族の方にお届けできたという



心温まる事例をご披露いただきました。



P_20221029_101452_1.jpg

<講演内容>




講師の浜田夫妻のお言葉




「全日本印章業協会と出会えて本当に良かった」




その言葉に参加したボク。も 全国のはんこ屋さんも感動です。




名前を彫る意義



名前の持つ重要性



非常袋にはぜひはんこを入れておいてください。



あなたの大事な道しるべになって



家族のもとにその名で帰れることを祈って・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






全国大会二次会.JPG



終了後、ボク。は全国のはんこ関係の方々と語らいがあるので




お邪魔にならないよう(?)荷物を持って退散じゃ!





さて、私たちは常滑イオンモールで ごはんごはん。。






P_20221016_181346_1.jpg


でっかい招き猫^^ありました。



P_20221016_173127.jpg


暗くなってからの提灯もいい感じ^^




ボク。はお久しぶりの技能の先生方とお会いできたり



はじめましてのはんこ屋さんとお話できたり



技能を興味深くみていただくお客様も・・・



コロナ禍、はんこレスで疲弊した全国のはんこ屋さん



技能のきらめきと重要性、はんこの美しさ、楽しさを伝えられた大会に



少しでもなっていれば、と願うばかり。



皆さんの心には何が残ったのでしょうか。




帰宅して一夜明ければ日常のお仕事



ボク。は皆さんのはんこを今日も丁寧にお作りしております^^




眼精疲労 注意!!







BY ボクつま。



nice!(0)  コメント(0)