タイトル仕上 と お母さん不在のきみ

　休憩時間に　タイトルの　はんこ彫りです。

荒彫のあとは　仕上げ工程です。　

仕上げ工程では　荒彫でのズレ修正と思い描く雰囲気に調整する作業です。

仕上げで大きく変わることはありませんが　綺麗　もしくは　味がある様に仕上げて行く　大切な工程。





仕上げ刀（はんさし）を使って仕上げていくわけなんですが・・・

このはんさし　角度　厚み等が職人によって　大きく異なります。

また　印章の彫り方、指の当て方　大きさによっても　この角度・厚みが異なるわけでして・・

きみは　どんな厚み・角度がお好みかな？　

大切なのは　印刀の角度・厚みに　こだわる楽しさを　実感すること。

こだわりは　ある種　面倒な部分もあれば　職人独特の味がでる。

そのこだわりを楽しいと思えば　視野がどんどん広くなって・・・　

いろいろな良さを吸収できると思う。

だから　楽しいと思える気持ちを大切にして

その中で共感できる良さを　きみの中で大切に積み重ねってほしい。

これはダメだとか　もっとこうせないかん　といわれる事があっても　

それは　あくまでも一つの意見。　それがすべてではない事を覚えていてほしい。

きっと「ダメ」という言葉を聞くと　いやな気持ちになるだろう。

いやな気持ちは　１秒で忘れ、　この人は　何が大切と思っているのだろう。

どんな良さがあるのだろうと　視点を変えると　世界が広がって行く・・・。

僕は　そんなに器用に生きられるタイプではないけど　この考えは大切にしてるな。

　

　おばあちゃんが大好きなきみは　一日中　おばあちゃんに遊んでもらったね。

お母さんは　名古屋でバレー公演を見に昼からお出かけ。　

ほぼ一日　お母さんが　いないわけでして・・・泣いてばっかりになるのではと不安に思う僕。

僕の予想に反して　おばあちゃんと　楽しく遊ぶきみは　どこか力強く見えたのは　僕だけだろうか。

　お風呂の時間・お昼寝の時間に　不安になってか　泣き出すきみが　かわいそうで・・・

夜　お母さんが帰ると　すこし照れくさそうな　きみ。

お母さんに抱きついたきみは　おっぱいをたくさん飲んで　満面の笑み。

今日一日　本当にがんばたね。　おばあちゃんにも　ありがとだね。

　　　



　

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